グレーの境界

今の私は、自分の中の「グレー」なものに対して、
許容するか、闘うかで常に揺れている。

もちろん、本音ですべてがまわるわけではないと
思っているけれど、
「なぜ?」と思うと、その答えを突き詰めたくなる。
その結果、「グレー」なものを、
「ほうっておけばいいさ」「まぁ、適当に」
「しょうがない」「今は静観してるとき」と思うときもあれば、
すべてが無になろうとも、最悪な結果になろうとも、
「もう、白黒つけて!」「ダメならダメでいい」
「はっきりして」とちゃぶ台をひっくり返したくなる。

「きっとそうなのかな? 」と思えることも、
口に出して言ってもらいたい。
怖いクセに、自分の中でどうどう巡りしているだけなのが
いやなのだ。

自分の正しさで、
相手を断罪してしまいそうになる。
それは怖いし、
決してふっきれるわけではなく、
澱はたまっていくだけなのだ。

自分が解放されたいだけのワガママかもしれないけれど、
「人の気持ち」を想像することに、疲れてきてしまった。

本当のことかどうか分からない、
相手の気持ちを想像して、
いい方向に考えたり、
反対に悪い方向に考えたところで、
それは真実ではないから。

「真実なんてないさ」
そうかもしれない。

でも、沈黙が答えだとばかりに、
押し黙ってしまったり、
問いかけても答えてくれないのは、
本当につらい。

黙っていたらわからない。

疲れてしまったの。

そしてまた、
ある日突然、なんでもなかったようにされることにも。

そういうのは、いつまでたっても慣れないし、
やっぱりすごく傷つく。

でも、その傷つくことも、
自分の想像で勝手に傷ついているから、
自家中毒気味で、
自分をどんどんもてあましてしまう。

自分を嫌いになりたくないし、
相手のことも嫌いになりたくない。

もし、私が何かをしたのであれば、
言って欲しいし、
それを踏まえた上で、
ちゃんと関係が築きたいと思う。

それは無理なのかな。

相手に求めすぎているのだろうか。