師匠愛

土曜日の落語の目当ては、
大好きな雀々師匠。

上方のひとなので、頻繁に聴くことはできないのだけど、
心の底から楽しくなる、笑える噺家さん。

まぁ、毎日、あの落語を聴くのは、
反対にしんどい気がする(笑)

志らくさんとの二人会だったのだけど、
どう考えても志らくさんのほうが分が悪い気がした。
志らくさんの「紺屋高尾」はどうも好きになれない。

上方のあっけらかんとした笑いを聴いたあとだと、
とくになんだか理屈っぽいというか、
頭で考えた落語だなぁと思ってしまう。

雀々師匠はマクラも最高におもしろくて、
とくに自分の師匠や、上方のいろいろな師匠方の話がおもしろかった。
本当に、本当に自分の師匠が好きだったんだなぁ〜という気持ちが伝わってくる。
血縁関係もなく、恋愛感情でもなく、
どんなダメなところを見せられても、
それさえも愛情に変えて、その気持ちを持ち続ける相手がいるということは、
なんと幸せなことだろう。

落語を見に、聴きにいく楽しみのひとつは、
そこにあると思う。