せつない気持ち。

原稿書きに埋れた1週間。
8p書いて死んで、
4p書いて瀕死になり、
8p書いてまた死ぬ…。

なんとか終ってよかったよ。
でもあまりにも効率悪すぎだなぁ。

来週は11p、そして7p。

取材はいつすんだ?
まぁ、明日は明日はの風が吹くでしょう。


土曜日

金曜日の朝になんとかノルマは書き終って、
打ち合わせしたりなんだり。
でも、限界がやってきて、
夕方の5時くらいに帰る。

疲れているくせに妙にジャンクなものが食べたくなって、
コンビニで揚げ物系お弁当を買う。
食べて寝る…。終わってる。女として、ひととして。

2時近くに一回起きて、
しばらくうだうだしていたものの、
4時くらいにまた寝て8時に起きる。

久々のピラティス

先生に瀬戸内のお土産を渡す。

以前、落としたメープルパンのリベンジをすべく、
駅前のコーヒー屋さんに行く。

ツナのホットサンドイッチと、
メープルパン。アイスチャイ。

バッグからごそごそと雑誌を出して、
iPhoneで音楽を聴く。
最初に流れたのが美空ひばり
「人生一路」。いやぁいい日だ!
人生のテーマ曲。

BRUTUSの特集は「せつない」。

もともと涙腺が弱いのだけど、
今回の特集はちょっとやばかった。
いかにもって記事にもぐすぐすと涙がでて
止まらなくなる。ひとりカフェで泣く女。
やばめ。

清原の日本シリーズの記事で泣き、
YouTubeでその場面を探して、また泣くなんぞ、
どうかしてるともおもう。

で、散々泣きながらも、これは本当に
「せつないか?」と思ったりする。

感動とせつないはちがう。
悲しみとも違う。
やるせないというのもちょっと違う。

せつないって、言葉ではなかなか説明しにくい感情。
胸がきゅううとするというか。
急に襲ってくるよくわからない感情。

なんだろ? そんなことを帰りの道々考える。

人間にはやっかいなことに想像力がある。
起こってもいない不幸を思ったり、
未来の幸せを勝手に描いたりする。
そんなことがせつないって気持ちじゃないかなと思ったりする。

幸せなのにいつかの別れを考えていたり。
実際はありえないかもしれない夢を描いたり。

桜の花がせつないのだって、
散ってしまう運命を知っているから。

愛しいという感情にも、
いつか別れがあって、終わりがくると
知っているからせつない。

夏休みの終わりとか。

生まれて死んでいく。終わりは誰にでも用意されている。
生きていくってことは、それだけでせつない。

でも、本当に来るべき悲しみを
「せつない」という少し甘美なものに変えて、
酔うことができるからこそ、
ひとは生きていけるのかもしれない。

河内 遥のマンガを一冊。
最近、すごくいいなぁ。

せつない気持ちを考えていたら、
南の島にいるひとから酔っ払いメール。

女のコに囲まれている写真を送ってきて、
かえりたくないという。

まったくもって、せつない。

いや、やるせないか。

こうなりゃ自分のバカさに酔うしかない。