いつかどこかの空港でお茶を

なんだか連投に…。
まぁ、逃避なんですが…。

仕事のできるひととか、
自分のスタイルがあるひととか、
嘘がないひととか、
女のひととしての可愛さをなくさずに、
年を重ねているひととか、
きらめくような才能があるひととか、
憧れるひとはたくさんいるのだけど…。

すごく憧れるのは、
丁寧な暮らしをしているひと。

かっこつけているのではなく、
あたりまえのことをあたりまえに。
毎日をきちんと暮らしているひとにあこがれる。

Sさんはそんな女性のひとり。

彼女がデンマークについて、
書いた本が何気に出てきて、
以前にも読んだはずなのに、
なんだか新鮮な気持ちでページをめくった。

彼女の温かな文章にほろりと泣けて、
じわっと温かくなる。
毛布のような、小さなキャンドルのような、
そんな文章と写真。

彼女とは数回会ったことがあるのだけど、
「友人」と呼ぶにはおこがましい感じ。

でも、彼女が「いつかどこかの空港で
お茶を飲みたいね」と言ってくれたことは、
いつかの日の楽しみ。

ていねいに暮らすこと。
それはていねいに人間関係を結ぶことでもある。

わたしはいつか、
ちゃんとそういう人間になれるのかな?

そんなふうになれたら、
彼女とどこかの空港でお茶をのみたい。

広がる青い空をみながら。