本の街 

本の街 神保町
世界的に見ても、これだけの本屋さんが並んでいる街は
めずらしいのじゃないかなと思う。
新刊、古本、ジャンルもいろいろ。

仕事する街でもあるけれど、
ほっと落ち着ける街でもある。

自分の好きな本を探してふらり。

この街の本屋さんが好きなのは、
がっついていないこと。
これが流行っているから買え! ではなく、
こんな本もありますよ〜というゆるい感じ。

都会の本屋さんにありがちな、
ビジネス本や自己啓発系の本が
見えるところにおおっぴらに
並んでないのもいいなと思う。

好きなことをして、好きなふうに。
こんなお話の世界もあるよ。
こんな趣味の世界もあるよ。
こんな土地があるよ。
こんな不思議があるよ。
こんな人がいたんだよ。
と、本が誘う。

電子書籍も悪くはないけれどね。

装丁の美しさは、
カバーだけの問題じゃないから。

ついあれもこれも欲しくなって、
いつ読むあてもないのに買ってしまう。

重みを感じながら、
袋を持って、
がまんできずにカフェでひと息。

本を読むのは旅をしているのと同じだと思う。