ちょっとそこまで

あっという間に11月。
やばい、なんだか本当にこうやって
1年が終わっていくことがやばい。
いや、仕事もあって、まぁ、それなりに健康で、
と幸せといっちゃあ、幸せなのだけど、
ただこうやって終わっていくことがいいのか、
わからない。いやホント、ダメ感満載なんだけど。

先日、鉄の溶接をしました。
すごい楽しかった。
溶接の機械が欲しい。

それも何かを作りたいというよりも、
溶接がしたい!

単純に何かと何かを火花散らして、
くっつけていく作業をしたい。

もともと、無心になれる単純作業が好き。
針でただちくちく縫っていくとか。
みじん切りとか。

というわけで、
編集・ライター兼溶接工という肩書きに憧れる今日この頃です。

月曜日は打ち合わせデー。

同じ会社で2本。
そのあとカメラマンと打ち合わせ。

原稿書かねばと思うけど、結局は進まず。

火曜日は朝から原稿書き

でも、終わらず。

志の輔

「柳田格之進」…。この噺はどうも好きになれん。
武士の誇りってなんだ。
まぁ、そういう時代なんだと思えばいいのだけど。

ただ、この噺の湯島天神で柳田と番頭と鳶の頭が
出逢うところの情景描写は好き。

志の輔は、「落語はお客様の想像力で成り立つもの」と
よく言っているけれど、
見たこともない情景が浮かんでくるか、こないかは、
やっぱり噺家の力量にかかっていると思う。

帰りはDとイタリアン系居酒屋でごはん。

赤ワイン1本とビールで軽く。

落語の話とかいろいろ。

水曜日

本来なら原稿…なのだけど、
天気がよかったので、
前から行こうと思っていた水戸に行ってみることにする。

目的は水戸芸術館で開催されている、
石元泰博写真展」

のろのろシャワーを浴びたり、
支度をしていたら、結局出たのはお昼過ぎ。

芸術館の近くまで、東京駅から出る高速バスが行くので、
八重洲まで行く。

おにぎりを買って食べながら、
音楽を聴いて
本を読んで、ちょっとうとうとしているうちに着いてしまった。

意外と近いなぁ。2時間かからなかった。

「刻」というシリーズがよかった。
あと「シブヤ、シブヤ」の背中やバッグなどが
語りかけるもの。

本当は「桂離宮」の写真のほうに興味があったのだけど、
細部よりも全体の雰囲気が見たかった。

展示は空間を広く、長くとっていて、
分断されずに流れるように見ることができる構成で、
一切、タイトルもキャプションもない。
言葉(情報)がないからこそ、
写真だけが訴えてくる。

この構成をしたキュレーターは、潔いなぁ。

1時間ちょっと見て、
今度は水戸駅まで歩いて、
電車で上野まで。電車だとさらに近い。

若いときの水戸光圀は、
けっこう気性の激しい性格だったらしい。
今度は光圀を辿る旅もいいなぁなんて思ったり。

さて、原稿でも書きますか。