忙しい日々の中にも

時間だけが駆け足に過ぎていって、
なにも残ってないというような状態。

むむむ。

なんで時間には区切りがあるのだろうか?
1日も1週間も、1年もすべて続きなら、
感傷もないような気がするけれど…。

あわただしいばかりではなく、
そんな中にもいくつか息抜き。

落語。
紀伊國屋喬太郎さんと市馬さんの忠臣蔵の会。
ウワサの「カマ手本忠臣蔵」初めて聞けた。
市馬さんは相変わらず、歌う、歌う。
楽しいな。

談春2本
横浜で芝浜。
よみうりホールでは、
「棒鱈」と「文七元結」。
これで今年は見納め。

久々の談春だったのもあるけれど、
芝浜も、文七も「理屈っぽいなぁ」とちょっと思ってしまいました。
なんというか、江戸に生きるひとなんだから、
もっと単純でもいいのになぁ〜と。
でも、やっぱり上手いというのも事実。
啖呵や長セリフになるとまさに独壇場。

映画
キック・アス
これはかなり見たかった上に、宣伝のひとがtwitterにおいて、
かなりがんばって(コスプレして街に出没したり)いて、
公開前から盛り上がっていた映画。
文句なしにおもしろかった!(でも、ひとが死にすぎ…。
ここはジョン・ウーっぽいというか)音楽もかっこいいです。
笑いあり、涙あり、勇気とは? 
親子の関係など考えさせられるところもあったり。
アメコミ好きなニコラス・ケイジもいい味。
でも、やっぱりヒット・ガールでしょう〜。
それにしても、この親子はなんでコスプレする必要があるのか?
でも、なにかに「変身」することで、なにかに「なりきる」ことで
できることっていうのは、ある気がする。


『モンガに散る』
これも最高。自分が男じゃないので、単純に男同士の友情というものに
憧れる。80年代の台北、モンガという街が舞台になっているのだけど、
赤や黄色の提灯の灯りなど猥雑な感じがいい。
そして役者がみんないい顔&体をしている!
(単純にかっこいいということではなく)
殴る、蹴る、笑う、食べる、泣く…。いろいろな感情が豊かに
表現されていた。「九月に降る風」にも出ていたリディアン・ヴォーンは、
ここでもグループのリーダーで、ちょっと甘えたところがあって、
女ったらしで、でも憎めないという役。
友情だけでなく、「父と息子」という関係性も、
ひとつのテーマになっていたと思う。

音楽
もちろん、年末のお楽しみといえば永ちゃん
九段の坂を走りながら行ってきましたよ。
永ちゃんの歌のうまさに、今さらながらも脱帽。
そしてステージでのかっこよさ。
マイクを蹴り上げるたびにアドレナリン分泌というか、
女性ホルモン上がる〜〜〜! という感じでした。
あれこそ、本当のセクシーだわぁとうっとり。
もちろん帰りはビールを飲みました。
(そして仕事しました…)

さて、原稿1本仕上げて、
さらに飲み会をこなして、
1年を終えるとしましょうか。